胆石と聞くと、経験者も未経験者もとても怖い印象がありませんか? 痛みが強いというのが頭に浮かんで、いたずらに恐怖感を抱いているのではないでしょうか。胆石といっても痛みは様々です。結石の大きさによっても痛さが変わってきます。
一般に、胆石や胆嚢結石と呼ばれるものは「胆石症」といいます。昔は少なかった病気ですが、食生活の変化と共に増えてきています。胆石は、肝臓から出される胆汁の成分が胆嚢等の中で固まってたまる病気です。一緒に胆嚢炎を併発することがほとんどで、胆石の前に胆嚢炎と診断された場合は、胆石があると疑ってもいいでしょう。固まった胆汁が結石のように見えるために「胆石」と呼ばれています。胆石は紀元前1500~1600年頃のミイラからも発見されていて、昔からある病気であることがわかります。それでは早速、サイトの構成を紹介していきましょう。
胆嚢のページでは、胆石ができる胆嚢のことやその役割、胆汁の出てくる仕組みや胆石と一緒に併発しやすい胆嚢炎のことを説明していきます。胆嚢の役割を知ることで、後のページに出てくる食事療法にもつながってきますので、よく読んでおいてください。自分は胆嚢摘出術を受けていますので胆嚢はありませんが、なくても生活に支障は一切ありません。
胆石の症状とはどんなものなのかを説明していきます。胆石といえば痛みがものすごく強い印象がありますが、痛みの発作(疝痛)が出る前に必ずなんらかの前兆はあります。痛みの発作(疝痛)が起こる前の軽い痛みまで、痛みの種類も紹介していきます。痛みもなんとなく痛むことから鈍痛、疝痛と様々なのです。また、その理由も取り上げていきます。さらに、胆石の石の種類、結石ができる場所によって変わる胆石の呼び方も紹介していきます。様々な検査方法も併せて紹介しましょう。
胆石は治療しなければ治りません。結石の大きさにもよりますが、腎臓結石のように尿と一緒に排出されることがないからです。その治療方法や食事療法などを説明します。食事療法や投薬でダメな場合は、結石が入っている胆嚢そのものを取り除く胆嚢摘出術を受けなければいけません。その手術方法なども紹介していきます。胆石のできる原因を知り、できないように予防する生活も大切です。このサイトではそれらのことも学ぶことができます。自身の胆石の発覚から胆のう摘出術の体験談も特集します。胆石だからと不安がらずに、しっかりと胆石のことを頭に入れて、上手につきあって治療していきましょう。
自身が胆石症を発症したのは6年前のことです。詳しいことは体験談の中で紹介していきますが、胆石症と診断されて正直ショックでした。胆石=手術の図ができあがっていたからです。考えてみれば数年前から胆石の兆候はありました。痛みもちょっと苦しいくらいの鈍痛だったため、気にも留めていなかっただけなのです。早くに気づいていれば……そう悔やんでなりません。このサイトを立ち上げようと思ったのは、胆石は必ずしも痛みで転げ回るものばかりではない、早めの治療で投薬と食事療法だけで治すことができる病気だということを知ってほしいからです。自身は腎臓結石もありますが、これはいつ疝痛が起きるかわかりません。しかし、胆石の疝痛発作は自分でコントロールできるということも知ってもらいたいのです。どうかこのサイトを見て、胆石かもしれないと思ったら、早期治療をしてください。胆嚢炎かもしれないと思ったら、胆石を疑ってみてください。疝痛発作は経験しないに超したことはありません。発作をコントロールできれば、最小限の痛みで治療することができるのですから早めに病院に行きましょう。